だれか聞いてよ

~思いのままに生きていく~

“怖い先生”が“好きな先生”に変わった日――人との関係って、やっぱり不思議

【“怖い先生”が“好きな先生”に変わった日――人との関係って、やっぱり不思議】

こんばんは。「だれか聞いてよ」に来てくださってありがとうございます。
今日は、小学校に入学した日の思い出と、そこからつながる「人との関係の不思議」について、少しお話しさせてください。


◆ ピカピカの一年生、心臓バクバクの初日

小学校に入学したときのことを、今でもよく覚えています。

ピカピカのランドセル、まだ少し大きめの制服、
これから始まる“学校生活”に、期待よりも不安のほうが大きかったような気がします。

そんな中で迎えた新しいクラス、
担任の先生は体格の良い、ちょっと強面の男性でした。

「え……この先生、怖そう……」
そう思ったのが、最初の印象です。


◆ 初めての“自己紹介”で頭が真っ白に

クラス最初の活動は“自己紹介”。

一人ずつ前に出て、名前や好きなことを言う――
ただそれだけのことだったのに、
極度のあがり症だった私は、心臓がバクバク鳴っていました。

何を話したのか、まったく覚えていません。
前の子の言葉をまねしたのだと思います。

やっとの思いで席に戻ろうとしたその時、
先生の一言が飛びました。

「マネしない、やり直し!」

もう頭の中が真っ白。
動けなくなって、その場に立ち尽くしていました。


◆ “怖い”はずだった先生が、いつの間にか“好きな先生”に

その後、みんなの自己紹介が終わったあと、
私はもう一度、前に出て話すことになりました。

…何を言ったか、もう記憶は曖昧です。
でも、その体験はずっと心に残っています。

怖かったはずのその先生。
でも気づけば、私は先生のそばにいることが多かった気がします。

安心できたのか、
それともどこかで“分かってもらえた”気がしたのか――

小学校の6年間で、いまだにその先生だけははっきり覚えています。
他の先生の名前は思い出せないのに(笑)


◆ 高校生になって“再会”が訪れる

不思議なことに、その先生とは高校生になってからも2度、偶然の再会がありました。

1回目は、通学のバスを降りたとき。
もう学校の先生は辞めて、教育委員会でお仕事をされていたそうです。

軽く言葉を交わしただけでしたが、とても懐かしい気持ちになりました。

2回目は、体調を崩して高校を早退した日。
駅ビルで休んでいた私を、たまたま先生が見つけて声をかけてくれました。

最初は、サボっていると思われたようで(笑)
でも事情を話して「先生、私のこと覚えてる?」と聞いたら――
「ああ!」と思い出してくれたんです。

怖いと思っていた先生が、心のどこかで“好きな先生”になっていた瞬間でした。


◆ 人って、関わってみないとわからない

あのとき私は、「この先生、怖い」「苦手かも」と思っていました。

でも関わってみて、時間を過ごして、
いつの間にか安心できる存在になっていた。

人って、見た目や第一印象だけじゃわからない。
「合わない」と思っていた人が、実は一番理解してくれる存在かもしれない。

それに気づいたのは、大人になってからでした。


◆ …でも、逆もある。今の夫と私のように

ただ、その逆もあるんですよね。

「この人とならうまくやっていける」
「きっと優しい人だと思う」
そんなふうに思って結婚したはずなのに――

今はもう、何を言ってもかみ合わない。
価値観は違いすぎて、話せば話すほど“ずれていく”。

なんで気づかなかったんだろう。
どうしてあのとき、見抜けなかったんだろう。

「こんなはずじゃなかったのに」
気づいた時には、もう“引き返せない”ところまで来ていました。


◆ それでも、私は前を向いていたい

でもね。
あの頃の先生との思い出が、私に教えてくれたんです。

「わかり合える可能性は、ゼロじゃない」ってこと。
たとえ今はうまくいかなくても、
自分の気持ちを正直に言葉にすることで、
いつか“本当の自分”にたどり着けると信じたい。

過去の出会いが優しかったからこそ、
今の苦しい関係にも、少しだけ希望を持っていたいんです。


◆ 次回の予告

次回は、「わかり合えたと思えた瞬間、そしてまたすれ違った瞬間」
夫婦の間で感じた“心の距離”について、少し振り返ってみたいと思います。


🌼 “わかり合いたい気持ち”を大切にしたいあなたへ
今日もここに来てくださって、ありがとうございました。
あなたの記憶と心が、少しでもあたたかく包まれますように。